
殿様の名が示す通り、貫禄のあるカエルです。よく知られたカエルですが、九州では特に平地では生息地・生息数とも激減しており、多くの地域で絶滅危惧種となっています。その理由の一つは稲作スケジュールの変化により、繁殖期である5~6月に水田に水がないこと、オタマジャクシが十分に成長する前に中干し時期に入ってしまうことなどが理由と考えられています。さらにここ数年(2025年現在)は、特に冬~春の降雨量が少ないため、自然の湿地に生息する個体群もかなりの悪影響を受けている印象です。菊池川流域でも平地ではほとんどみられず、中山間地の水田地帯に限られるようですが、生息状況の詳細はよくわかっていません。
本種は背面に3本の線があることで、九州の他のカエル類と区別ができます。また、雌雄で大きさや色が異なり、オスはやや小さく緑色で、メスはやや大きく褐色です。
