
ヘイケボタルは、ゲンジボタルに比べて、近年、非常に減っています。著者らの調査では、菊池川流域での確実な生息情報を得ることができませんでした。ただし、おそらくどこかに生息するものと思われます。
ヘイケボタルの幼虫は水生で、流れの緩やかな泥底の水路などに生息します。主にモノアラガイなどの巻貝を食べて成長します。本種はゲンジボタルに比べて成虫の出現時期が長く、6月下旬から8月頃まで明滅して飛行します。そのため、夏休みに水田や湿地などで光るホタルを見かけたら、まず、ヘイケボタルと考えて良いでしょう。本種はゲンジボタルよりも小型で(成虫の体長は7~10mm)、胸の模様は幅広い帯状になります。

ホタル類は意外に種類が多いですが、明るく光る種類は多くありません。ゲンジボタル、ヘイケボタルの他に明るく光るホタルとしてはヒメボタルが知られ、本種は幼虫が陸生で山地の森林で見られます。